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風とこころ

風とこころ

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ゼロスとフィリアと管理人。




「りなさんって、僕のブロマイド持ってるって言うのホントですか?」

『ぶはっ』

管理人はジュースを噴いた。・・・しかもオレンジ。

「はあ?(汗)」

口元からたれたジュースを拭い、管理人は聞き返した。

「ですから、本当なんですか?」

「ち、ちがうって!そんなもん持ってないっ!!つうか、誰だよそんなこと言いやがった奴ァ!?」

「りなさんのお友達です。」

「・・・・・あ。・・・・・・・・・・。」

「?」

少しの間を空けてから、管理人は・・・

「そんなこと嘘に決まってるだろっ!!」

「・・・なに動揺してるんですか?」 

「だ、誰が動揺なんぞするかァ!!」

「・・・じゃ、家捜ししてもいいですか?」

「はあ!?ダメダメダメ!!そんなことしてみろっ!今度から生ゴミ生米・・・って違う!生ゴミ魔族って言うぞォ!!」

「生ゴミって・・・フィリアさんと同じですか?」

「うち爬虫類とちゃうもん。人間やもん。」

「爬虫類って言わないでくださいよ。管理人さん。」

「はっはっは。気にするなあ、フィリア。・・・っていうかいつの間に、フィリア!?」

いつの間にかフィリアが近くに立っていた。

「おや。どうしたんですか?フィリアさん。管理人さんと知り合いだったんですか?」

「しゃべりかけないで、生ゴミ魔族がっ!管理人さんが嫌がってるでしょう?」

「生ゴミ・・また生ゴミって言いましたね?フィリアさん。生ゴミって言う人は、生ゴミなんですよ!!」

「おおっ!ゼロスが珍しく意味不明なこといいやがった。さすがだねえ。フィリアvv」

「いえいえ。管理人さんこそ、この魔族をよくこき使えてて、いいですねえvv」

「・・・・・なんですか?二人とも。仲がよろしいんですか??」

「うん。少なくともあんたよりはw」

「管理人さんとっても優しくて。いつも私のこと気に掛けてくれるんです。魔族にいじめられ、リナさんたちにはこき使われて落ち込んだ時とかに。」

「やさしい・・ですか。」

ゼロスの顔が引きつっている。

「なんだよ。なんか文句あるのかよ。」

「いえ、別に・・・。」

「でもまあ、フィリア好きだし(いろんな意味で)。相談してあげてるのよぉ」

「またまたぁ、そんな意地の悪いことを言う~vゼロスに色々ばらしますよ?管理人さんのこと。」

「!?うわ~それだけはやめてくれ~(笑)」

なごんでる・・・なごみまくってる・・・・・。

そんな光景に恐怖を覚えながら、ゼロスは聞いた。

「管理人さんの何をばらすんですか?」

「あなたなんかに言うわけないじゃないですかっ!」

「そーだぞ。ゼロス。私が言わせると思ってるのか!?(笑)」

「はあ。今日はいつも以上に疲れたような気が・・・・・昨日は管理人さん、ダラダラしてたのに・・・・・」

ふと思い出す。

「そういえば管理人さん、宿題は?」

『どきぃ』

管理人の額に汗が伝う・・・。

「な、なんのことかしらぁ~?(汗)」

「早く宿題終わらせなきゃいけないんじゃないんですか?」

意地悪くゼロスが言う。

「うう;わかったよ。やりゃあいいんだろ。やりゃあ。でもその前に・・・」

「その前に?」

「フィリア、またねー☆」

「ええ!管理人さんも宿題頑張ってくださいね~vv」

ゼロスずっこけそうになる。

「か、管理人さん?」

「それでは今日はこれくらいで☆」




バイチャ☆ 2004.12.24


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